「間違いを気にしない」の意味は?
こんにちは!
TOEFL専門、留学のためのしけんや英語塾のブログになります。
先日、こんなツイートをしました。
受験参考書ばかりやると「できる・できない」「知ってる・知らない」という感じで、ある意味「間違いを恐れる」勉強になってしまうのかも。普通に動画を見たり読書したり雑誌を読むと、「知ってること・新しい知識」がどんどん入ってくる。「間違い」の意識がなくなっていくかもしれません。
— Shinobu@しけんや英語塾 (@shinobee_) 2020年10月11日
参考書・問題集での英語の勉強は、どうしても、「これが正しいかどうか」という勉強になってしまうんですね。
なかなか内容を味わうところまでいけません。(同じ問題集でも教える先生は、そういうことができるんですね。内容が面白いですねー、という感じになる。)
だから、この和訳でいいのか、とか、この間違いはどこだろう、とか、この内容を正しく表しているのは、どれか、とか、そういう "True or False"的な勉強になってしまいます。
話すときに、いちいち"True or False"で文を言う時間がないから、思い切って無視するように、読んだり聞いたりするときにも、たまにはそういう感じで内容だけにフォーカスして読んでいくのがいいですね。
そこで必要なのが、「問題形式になっていない」英文です。
要するに、本とか雑誌とかになります。ネット上の読み物・動画もそうですね。
こうしたものが重要なのは、「自分の理解が正しいかどうか」ではなくて(仮に間違えていても、正しかったとしても、それを確認する手立てもない!)、内容を自分なりに理解しながらどんどん進めていくことができるようになるからですね。
これがいわゆる「速読」的なもので、ようするに、わたしたちが普段「読む」って言うのは、こういうことですね。
間違うことだってありますよ。
「え!10時に開始って書いてあったよ!」
「どれどれ・・・ちょっ、10時に集合で、10:30開始じゃない!」
とか、普通にあります。
で、間違えた人は、なんていうと思います?
「これさー、もっとわかりやすく書いてくれないとダメだよねー」
です。すごくないですか。これ、受験参考書の英文を勉強していては出てこないセリフですね。
そうなると、だんだん主体的に読めるようになっていきます。ややこしく書いてあるけれど、要するにこういうことです、みたいに読めていくので。
受験参考書はそれはそれで、知識を与えてくれるから大切ですが、それ以外の普通の読書体験とか、spoken Englishに触れる経験、というのも同じくらい大切ですね。
日本で英語の勉強をしていると、どうしても参考書や問題集が中心になってしまいます。でも、それでは"True or False"の勉強になってしまって、accuracyこそが英語の勉強だ、ということになりがちです。
翻って、帰国生の多くは、そんなことを言っていられないくらいドサッとassignmentがあるので、とにかく最後までやることにはやらねば、となります。必然的に、fluencyが上がります(読むスピードもはやい)。と、同時に、不正確になります。
この中間ですよね、狙うべきところは。
正しく、正しく、という参考書中心の勉強の人は、少しでも、「正確さはどうでもいいから、スピードを出して処理する」機会をつくりましょう。
スピード、スピード、というfluency中心の勉強の人は、少しでも、「スピードをぐっと押さえて、正確さをアップする」機会をつくりましょう。
R/L/Sp/Wr全てのセクションで、それは言えます。
そんなお話しを動画でしました。