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TOEFL関連知識(Cave Art)

こんにちは。

 

TOEFL専門、留学のためのしけんや英語塾のブログになります。

 

今日はCave Art(洞窟の壁画)について、TOEFLの関連知識を動画でお話ししました。本番が、楽しく取り組めるようにお祈りしております。

 


TOEFL関連知識(洞窟壁画)

 

 

その概要を以下に述べておきますので、参考にしてください。

 

① Cave artと言えば有名なのは、フランスのLascaux(ラスコー)とか、スペインのAltamira(アルタミラ)になります。動物の絵とかいろいろあるのですが、実はcave artは世界中(南極大陸をのぞく)の大陸にあるようです。

 

② Paleolithic period(旧石器時代)は、200万年前から最後の氷河期が終わる11000年ごろまでですが、この中で、Paleolithic artsが生まれました。実際には、65,000年ほど前から10,000年ほど前の間になります。

 

③ この年代は、どうやって測定するか、というと、一番有名なのはRadiocarbon dating(放射性炭素年代測定法)です。C12のアイソトープでほんの微量に存在するC14が5730年の半減期で半分に減少することを利用して測定するのですが、1) 50,000年にもなると、困難であること、2)そもそも有機物でないと測定できないこと(岩に彫られただけ、とか炭素がない)で、Uranium-Thorium Dating(ウランートリウム)法が用いられます。cave artの上のcalcite(炭酸カルシウムの結晶)を取り出して分析します。(トリウムの半減期は75,000年)

鍾乳石(stalactite / stalagmite)などが利用されます。

 

④ artということですが、このアートには何か意味があったのでしょうか。engravings(彫り物)とか、line drawings(線で描かれたもの)やら、stencils(型抜き)などがあって、mineralやcharcoal(木炭)でpigment(色素)を作っていたようです。hand stencils(自分の手を型抜きしたもの)もけっこうあります。動物の絵が多く、人間はいても、頭が鳥で、下が人間、とか、そういうのなんですね。

 

⑤ このartがある場所が、caveであるのは、単に、caveだと保存がよい、ということがあります。また、caveの中でも、けっこう奥の方にあるんですね。居住用ではない場所です。暗いです。簡易的なランプ(動物の脂などで)があっても消えるほど奥に行きます。そこで動物の絵。光があたって、映画のようになったりします。そして、音(acoustic)が響きますね。このアクセスの困難さ、は何かの意味があると考えられています。

 

⑥ sympathetic magicと言って、何かの呪術に関係しているのかもしれません。fertility(子孫繁栄)やらsuccess in hunting(狩猟の成功)などですね。これは、当時のsurvival様式とも関係あるとされているようです。つまり、huntingの生活をしている以上、大家族でいるわけにはいかないです(獲物がそれだけ必要になったりするから)。だから小さなグループで移動するのですが、この欠点は、mating。子孫ができないわけです。そこで、そういうcave artの場所に戻って、子孫を維持したり、獲物の情報を交換したりするわけです。

 

⑦ たとえば、Lascaux(ラスコー)では、2万年前のクロマニヨン人が描いたりしているのですが、65,000年前のものもある。これは誰が描いたのか、というと、当時生きていたのは、Neanderthals(ネアンデルタール人)、ということになります。ネアンデルタール人って、サル程度ではなかったのか、uncivilizedではなかったのか!という概念を覆す発見となっているようです。なにしろ、mineral pigmentsを使って、symbolsを描いているので、抽象的に考えることができたのではないか、ということになります。

 

さて、こういうことを知ったうえで、cave artのパッセージに当たると、十分に好奇心を持って読んだり聞いたり、書いたり話したりできることと思います。