TOEFLの関連知識(共生)
こんにちは。
TOEFL専門、留学のためのしけんや英語塾のブログになります。
今回は共生(symbiosis)について学びましょう。
bioからわかるように、生物のお話しです。symはsynと同じ(後ろに[b]があるからmになったほうが言いやすいですね)で、
sympathy
synonym
symphony
とか、一緒に、という感じがありますね。
そんなわけで、symbiosisは「共生」(ともに生きる)です。
これにはいろいろなパターンがあります。一番有名なのは、parasitism (パラサイト)ですよね。
様々な大腸菌で、E-coli とかは人間の中にいて、自分は栄養をもらうのに、人間は病気になる。蚊(mosquitoes)なども、自分は血を吸っておなか一杯になるくせに、人間はかゆくなったり、場合によっては病原菌を移されたりするわけです。これがプラスとマイナスの関係の共生でparasitismです。
mutualismのほうが、もしかしたら、symbiosisでもっともピンとくるタイプかもしれません。
clownfish(カクレクマノミ)とsea anemones(イソギンチャク)は最も有名ですね。
もちろんpredatorから守ってくれるのがイソギンチャク、そのお礼に、フンを落とすなどして、イソギンチャクは栄養をいただく、ということですね。
今度はbarnacles(フジツボ)とhumpback whales(ザトウクジラ)の関係を見てみましょう。フジツボは、自らをザトウクジラにくっつけて、あたかもバスに乗る感じで、planktonがたくさんある場所に移動します。無料のシャトルバスですね。で、クジラは?フジツボごときが体にくっついても痛くもかゆくもなく、重くもないので、普通に移動します。特に、損も得もない。こうした関係をcommensalismといいます。
これが一方的に害を与えることになれば、predation となります。TOEFLでもおなじみの、海の王様(?)Orca(シャチ)です。これはとにかく他の海の生き物を食べるだけ。そしてOrcaを食べる生き物がいないんですね。人間以外に天敵がいない。
他にもいろいろ関係がありそうですね。
それでは質問です。
これもまたTOEFLに頻出する生き物:lichenです。これとalgae(藻)との関係はどうなるでしょうか。
lichenって、木の幹の周りについているコケみたいなヤツです。みどりっぽかったり、白っぽかったり、いろいろですね。これって、木にいるfungi(菌類)の組織にalgaeが入り込んで(上のカクレクマノミに似ている)、
algaeがphotosynthesis(光合成)をしてエネルギーをfungiに与える。fungiは、その代わりにprotectionとmoiture/nutritionをalgaeに与える、という関係にあります。だから、これはmutualismですね。で、この全体像を指して、lichenと言っているわけです。lichenって何ですか?という質問は、意外と答えるのが難しいですね。
今回は共生の中でも特にlichenについて、お話しを動画でしました。