「通じればよい」ではスコアが上がらない理由
こんにちは。
TOEFL専門、留学のための しけんや英語塾のブログになります。
TOEFLのSpeakingやWritingで、ある程度できているはずなのに、イマイチ、スコアが上がらない、けっこう話しているのに(書いているのに)17点とか18点という受験生は、
accuracy
に問題のある人が多いようです。
今まで、小さいころから、「とにかく通じたらよいのである!」という感じで英語を使ってきたからかもしれません。
極端に言うと、
Christmas, present, give, give, busy!
でよかったとか、です(こんな極端な人はTOEFL受験生にはいないと思いますが、まあ、極端にいうと、ですね)。
これでも、それは通じますよ。
けれど、これでいいはずがないですよね。そこです。スコアの伸びていない人は、この次の一手が打てていないんだと思います。
仕方ないことです。だって、これまで、そういうことに注目しないできたと思うので。学校でも文法が教えられない一方で、英会話の先生には、何でもいいから言え!と言われ、すぐ言え!とかなったり、挙句の果てに、そのまま1年間とかアメリカに住んでしまって、それがそのまま身についてしまった、とか、なかなか笑えない状況です。
これね、Reading sectionに置き換えてみますね。
Readingでスコアが上がらない人はどんなふうに読めてしまっているのでしょうね。
あ、これはinterglacial periodsの話です!
とか、読み終えて、内容を言うと、そうなるんですね。
そりゃそうですよ。だって、タイトルにInterglacial Periodsって書いてるんですからw
で、テストを受けたら、8点とか。。。
全然笑えないです。。。
これは、どういうことかというと、あんなに詳しいパッセージを読んでも、interglacial periodsのことです!としか言えないくらい、detailsに注意が払われていない、ということなんですね。
だからこの人がReadingを伸ばそうと思ったら、detailまで踏み込まないといけないでしょう。
単語を増やし、文法を強化し、多少複雑な文でも正確に読めるようにして、文と文をつないでいる代名詞が何を指すか理解し、・・・と、ようするに「正確性」を高めていく、ということをしなければならないでしょう。
これと同じことがSpeakingやWritingにも言えるんですね。
Christmas presents give give busy
という人は、なんとかして、
We give presents at Christmas, so we are busy.
と言えるようにならないと、次が見えないです。
「次」とは、
My friends and I exchange presents at Christmas, so we are busy making or buying presents for one another.
などです。
この積み重ねが、1点2点、とスコアを上げていきます。
だって、もうおおよそのポイントは押さえられていて、「通じるか通じないか」で言えば、「通じる」英語で言えているのですから。
さて、次に問題になるのが、そういう練習はどうやってやればいいのか、です。
もちろん、
①自分のレスポンスを録音して、1文ごとに吟味する
のが一番良い方法でしょう。Readingで23以上くらいの人なら、誤っている部分などはすぐに気づくでしょう。それを修正していくわけです。修正後は、そこを意識して再度録音しましょう。また聞きましょう、また吟味しましょう、また録音しましょう。そして1か月後に、また聞いてみましょう。今度は、「エラー」だけではなくて、"improve"ができるかもしれません(つまり、文のレベルをアップするためにどうすればよいか)。
単純なエラーの発見ができない場合には、
②TOEFL (ITP)の文法の問題をすること
をおすすめします。
なかなか問題自体がないのですが、
これを中心に探してみてください。
あるいは、TOEICでもかまいません。(もう、紹介できないほど本が出ていると思いますので、お任せします。)まあ、例えば
特にですね、TOEFLの問題で言うと、下線部の間違い探しの問題がありますね。
あれは、重要です。あのポイントは、TOEFLが重要だと思っているポイントなんですね。だから、まずは理解しておくことです。(その意味でいうと、大学入試の英文法の問題なんかも参考になると思います。)
次に、あの問題の現代的意義はですね(あの文法問題は、iBTでは存在しないので)、writingとかspeakingで、英語をproduceしているときに、あ!間違い!とすぐに気づいて修正できること、なんです。
Mr. Kato, as well as his students, have to...おっと!主語は加藤先生だったわ!has to ...
ということが、writingやspeakingでできるか、ということなんですね。
こういうことができるようになるのが目的である、という意識で、文法問題をするとよいと思います(その意味では、分厚い文法書を読むのは効率が悪いかもしれません。理解の部分で躓いたときに参照する程度にしましょう)。
で、こうすると、fluencyが落ちる!(要するに、話すスピードが遅くなる!)という問題があると思いますが、そんなことをやっているからスコアが上がっていないのですよね。だから、その発想を変えて、少しでもaccuracyを高める、正確性を高める、ということにattentionを注ぐとよいと思います。
ぜひ、やってみてください。
そういうお話しを動画でしました。