TOEFLの過去問以外にできるTOEFLの勉強
こんにちは。
TOEFL専門、留学のためのしけんや英語塾のブログになります。
TOEFLの準備の王道としては、Official GuideとOfficial Testsをやって、15セット以上あるので、まあ、これをしっかりやれば、(しっかりのやり方はこちらの動画・ブログでご紹介しました)一定のスコアは出ると思います。
ただ、それもこれも、幅広い英語の知識があれば、一層効果がありますので、TOEFLの過去問以外の勉強も、同じくらい重要ということになります。今回はそうした「TOEFL以外のTOEFLの準備」についてお話しします。
まず、簡単に思いつくのが、英語の本を読むことですね。
まずは、Reading および単語などの知識を身につけるために、英語の本(Oxford University PressのVery Short Introductionシリーズから1冊何かReading用に読む、
たとえば、こちら。
Music: A Very Short Introduction (Very Short Introductions Book 2) (English Edition)
- 作者:Cook, Nicholas
- 発売日: 2000/02/24
- メディア: Kindle版
タイトルはたくさんありますが、どれを読んでもためになります。
また、What on earth happened?を辞書を引きながら単語を増やして、知識を得る目的で読む)
これも大変よい本で、どこをとってもTOEFLのど真ん中のトピックかつ英語レベルです。
耳から入れる英語として、TOEFLに役立つものとしては、NHK実践ビジネス英語を、テキストなしで聞くとよいでしょう。
実践ビジネス英語は、これは自分の経験でしかないので、ちょっとわかりませんが、「テキストを見ながら聞いて」ちょうどよい、非常にためになるなあ!と感じるのは、TOEIC800くらいのレベルなのではないか、と思います。
それはつまり、TOEFLでは80がギリギリとれない、という感じだと思うんですね。それくらいです。TOEFLで80を目指している方は、「聞く」ことを中心に英語の知識を増やすために、この放送を聞くのがよいでしょうし、TOEFLで100(以上)を目指している方(で、80を超えている人)は、「テキストを買わずに」(すいません、NHKさん)聞きましょう。それで理解ができないようではTOEFLには太刀打ちできません。必ずできるようになるまで聞きましょう。
もし、細かいところがわからなくても、「自分が聞けなかったせいだ」と思って、スルーしておけばよいです。そういうのも含めて、TOEFL100への道なんだと思います。いつも答えがあるわけではないので。
しっかり勉強用に、聞き取り用に、聞くとしたら、
とか
✓ Scientific Americanの60-second scienceを集中力を高めるために聞く
とか
✓ Khan Academyの動画を毎日見て知識を得る
とか、
とか、聞いてみてはいかがでしょう?
特に、最後のIn Our Timeは、わたしは夕食後にお皿を洗いながら聞いています。本当にいい番組です。
ひとつのテーマ(たとえば「コーヒーの歴史」とか)について、3名ほどの専門家が、お話しするだけ、というラジオ番組なんですね。45分あるのですが、45分聞き続けられたら(つまり最後までついていけたら)、TOEFLのListeningでは満点でかつお釣りがくると思います。時間的には、TOEFLのレクチャーを8~9本連続で聞くという感じですね。ですから、5分くらいで切って、休憩してもいいと思います。それまでの内容を復習して、次の5分に臨む、ということでもよいと思います。
TOEFLのマテリアルと異なるのは、(そして上のKhan AcademyとかTED Edとかとも異なるのは)、スクリプトがない、ということです。こうしたものを聞くのは、TOEFLで高得点を得るには重要な勉強です。聞こえなかったらそれで終わり、というレベルで聞く練習をするわけですね。逆にいうと、TOEFL100を目指すような受験生は、もうスクリプトなんか不要なレベルになっていると思いますし、そうあるべきですね。
大学の授業で、先生に「スクリプトください」とかありえないじゃないですか。(ただ、この先、オンラインの授業が主流になると、耳の聞こえない学生さんのために、全てがスクリプトになるということもあるかもしれないので、そうなると、留学生も助かるかもしれませんが。)
ただ、現状では、スクリプトのある授業なんてない!ということを意識させるためにも、勉強の段階から、「聞くときにスクリプトなんか、いらない!」ということにしていくのも重要かな、と思うんですね。
(これって、むかーし、英語を読むときに、なんか和訳が欲しいなー、と思ったことがあると思うんですが、もはやTOEFL80くらいの方なら、和訳要らないんじゃないですか?その感覚だと思います。)
また、
週に3~4回は、英語の記事をしっかり読んで、そのリアクションを100語程度の英語で書くとよいでしょう。
のもよいですし、オンライン英会話をしている方なら、それを話すこともできますね。「・・・・(←ここが要約)という記事を読んだのだけれど、どう思いますか?」という質問をするとよいでしょう。(先生のほうが困ったら、当然「あなたはどう思ったのですか?」と聞き返すと思いますから、もちろん、答えてあげてください。)
これらで、能力を向上させつつ、追い込みで、Official Tests を1冊(5セット)連続でやる (しけんや英語塾をご利用になるのも手です。)
と、いうのが、おそらくは、大変健全なTOEFLの準備なのではないか、と思います。
過去問を解いてしまって、もうやるものがありませーん!(でもスコアは80にも達していない)というのは、健全とは言えないと思います。どうしてもスコアを出すゲームとしてTOEFLをとらえているような感じですね。でも、TOEFLはゲームではないので、表面的な準備ではなかなかスコアが上がらないんですね。あくまでも、大学での勉強の足しになるように、準備をしていく、というのが健全かな、と思いまして、一つの勉強の在り方をご紹介しました。