TOEFL専門 留学のための しけんや英語塾

TOEFLを突破するための可能性を追求します

(TOEFL80以下用の)Listeningの練習方法

こんにちは。

TOEFL専門、留学のためのしけんや英語塾のブログになります。

 

読んだらわかるのだけれど、なかなか聞けない、という状況は、レベルの差こそあれ、特に80以下の場合は、大きな問題として立ちはだかります。

 

まずは80以下の場合に限定して、TOEFLのListeningを向上させる一案を提示しますね。

 

①マテリアルは、TOEFLのレベルで勉強する。

 

ここが目標なので、これをしっかりできるようにしましょう。やさしいもので聞くのは、「勉強」ではなくて「勉強したものが少しでも定着するために行う、慣れのため」として、割り切っておきましょう。

 

www.bbc.co.uk

 

learningenglish.voanews.com

 

ed.ted.com

などがあります。特に勉強は必要ありません。BBCとVOAはゆっくりかつスクリプトがあるし、TED Edは速いですが、スクリプト(字幕)もあります。単純に慣れる、という意味で使うとよいでしょう。これで勉強する必要はありません。自然と勉強になる、というのは妨げません。

 

② レクチャーを1文で止める

 

ここからTOEFLのマテリアルになります。実際には1文ということにはならないかもしれません。聞いているので、ピリオドがどこにあるかわからないですからね。聞いていて、「もうこれ以上続いたら理解が追い付かない!」というところで止めます。

 

そしたら、そこまでのメモを書きましょう。最初は長めでよいです。

 

Catal Hoyukは、Paleolithic peirodのagricultural townだった。

 

くらいです。

 

少しくらい微妙なところがあっても、大勢に影響がないときには(つまり、上の程度のメモが取れるような場合には)スルーしてください。

 

③ 次に何が語られるか、を予測する。

 

どんなtownかな?とか。です。重要なことです。すらすら聞けている人は、自然とできています。だからよけいに聞けていきます。これはReadingのスピードを上げる練習にもなりますね。

 

④ 次を聞いて、②→③を繰り返す

 

⑤ 疲れるので、通して1分くらい経ったところで一休みして(メモ5~10個分)それまでのメモを眺めながら、通して英語を聞いてみる。

 

⑥ 再度同じ部分を聞きながら、今度は英語で、単語レベルで、メモが取れるか挑戦。

 

C.H.

Paleo (9,000)

agri

など。

 

⑦ その英語のメモを見て、内容を思い出しながら、自分で英語でまとめてみる。

 

Catal Hoyuk was a town. 

It was old. 

It was in the Paleolithic period.

That was 9,000 years ago.

It was an agricultural town.

などです。文は短く。

 

⑧ ここまでくる中で、スクリプトは「明らかに知らない単語があるときだけ」確認してください。

 

⑨ それが終わったら、はじめてコピーしておいたスクリプトを見ます。見ながら再度音声を聞いてください。つながりなどを意識して、ここはこのようにつながるのか、ここは読んだらわかるけれど、1回聞いてわかるのは困難だ、などいろいろ気づくこともあると思いますので、その部分を修正ペンで消しておいてください。

 

⑩ 翌日はまた次のパラグラフ(というか、行けるところまで)で、②~⑨を繰り返します。

 

⑪ 全体が終わったら、それまでにたまった穴埋めのスクリプトがあるはずですから、それを埋めながら(消した部分が長いようならディクテーションでしょうか)、再度聞いてください。

 

⑫ ここまで終わると、一つのパッセージがしっかり聞けたことになります。この時点で、問題を解いてください。全部できます。

 

Listeningは問題を解くことの意味はありません。あれは「聞こえたかどうか」をチェックするためのひとつの方法にすぎないので。聞こえたかどうか、だけをチェックしたいんですね、TOEFLのListening sectionは。そのための便法です。書きとらせてもいいでしょうし、感想を述べさせてもよいでしょう。いろいろな方法があるうち、TOEFLが選択したのは、「聞こえたならわかるはずの選択問題に答えさせる」という方法でした。

 

だから、問題を解いてもListeningはできるようにならないです。しっかり聞き取れる(そしてそれが記憶に残る)ように練習を積むことのほうが重要ですね。

 

さて、①~⑫のプロセスで、わたし個人的には、「音読」やら「シャドーイング」は含めません。方法を誤ると、単純に音声を繰り返すだけで、「わかるかわからないか」が抜けてしまうのが、この練習です。

 

リピートお願いします。

 

「ずどらーすとぶいちえ どらぎーえ どるじあ」

 

できますよね?

 

でも、意味なーんにもわかってないですよね?(ロシア語で、「みなさん、こんにちは」です。)

 

シャドーイングとかは、本当に、意味がわかったことが前提で成り立つ練習なので、それまではしっかり意味に集中することが大切です。(極端にいえば、テレビのドラマとか、あんなのシャドーイングできませんよ。けれど、意味わかりますよ。そういうことです。)

 

②~⑫までのプロセスを経たパッセージを復習のために聞く、というときに、ひとつの(眠気覚ましの)挑戦として、シャドーイングをするのはよいことでしょう(テキスト見ないで)。だけど、シャドーイングをしなければ!ということではありません。内容がしっかりわかること、が大切です。

 

もちろん、上のプロセスで理解できない英文があったときには、しっかりメモしておいてわかる人に質問するなどをしておきましょう。

 

これが私家版ですが、TOEFLのListening(80以下の人用)の攻略になります。

 

以上のお話しを動画でもしました。


2020年10月28日