TOEFL100を目指す人のNHK英語講座の活用法
こんにちは。
TOEFL専門、しけんや英語塾のブログになります。
今回は、NHKラジオ講座の中でも、TOEFLに少し関連のあるものをご紹介します。関連と言っても、どちらかというとレベルの点で、です。
もちろん、実践ビジネス英語、になります。
この番組は、TOEFL60~70の人が、ちょうど心地よい「噛み応え」を感じながら勉強できる番組だと思います。
また、それ以上を目標にしている方でも、たとえ80でも90でも100でも110でも、楽しめるんですね。以下にご紹介することを、「テキストを買わずに(見ずに)」やってください。そうすると、「心地よい噛み応え」を感じることができると思います。TOEFLで90にもなると、あの番組では全く物足りません(そうあって欲しい)。けれど、テキストがなくなった途端に、今まで当然のようにやっていたことが、できなくなるので、ちょっと真剣になります。
これが上級者の聞き方のコツなんです。
さて、聞くときのポイントですが、
①上級者なら、解説の前にいきなりシャドーイング
わたしは毎回これをやります。
テキストを見ないで、最初に流れるその日のビニエットをいきなりシャドーイングします。上級者ならできると思いますので。それで、うまくいかなかったところを、後の単語の解説など聞いて、心の準備をしたうえで、「もう一度ビニエットを聞いてください」で、リベンジします。ここで成功させてください。第6回目の放送では、通しで流してくれるので、大変長いですが、シャドーイングに挑戦してはいかがでしょうか。あれは5分くらいありますね。5分といえば、TOEFLのListening sectionのレクチャーが、1本およそ5分ですよね。けっこうしんどいですね。
②上級者なら、これを「聞き取り」なんかに使ってはならない
番組では、聞き取りのヒントなんかをくれたりするのですが、TOEFLで80,90,100なんかを目指している方(つまり、TOEFL70,80,90とかのスコアの方)が、この番組の聞き取りで手こずってはならないです。
むしろ、表現方法に気を使ってシャドーイングしたり、学んだりしてください。シャドーイングも、本来ならば聞き取りの補助手段ですが、これを表現習得のための練習だと思ってどんどん声に出していきましょう。
だから、この番組をカフェ勉の一環でやるのは、わたしには「ありえない」ことです。声を出さないと、この番組を聞く意味は半減します。残念です。
③注意するポイントは「気の利いた言い回し」ではなくて、その次に来る前置詞など、地味なものに。
It's true...の後ろには、ofがきて「~にあてはまる」と思っていたけれど、たしかに、普通に in(~において)でもいいよね、はいはい、などです。そういう地味なところです。
「気の利いた言い回し」は意外と、「表現力の向上」には、効果は限界的です。
④テキストを使っている場合には、テキストの音読を③に注意してやりこんでから、ストリーミングの放送を聞いて、シャドーイング。これについていけたら終了。
⑤英語そのものよりも、内容を意識する
ビジネスのトピックは、TOEFLでも非常にウエイトを占めつつあります。この番組は、そういった部分でも貢献度が高いと思います。Corporate Social Responsibility(企業の社会的責任)とか、そういうトピックは、この番組が非常に強いところです。
そういう日常的な話題に不慣れな、学生さんたちには、大いにオススメです。
⑥メモの可能性
ポイントだけメモする
書き取りする → 勉強会などを開く
例文をまとめる(ヘザーさんの説明)
ということをしてもよいと思います。が、100を超えるスコアを目指す人は、全てわかっていることと思いますので、特に気にする必要はありません。ただ、③には意識したいところです。たとえばヘザーさんは、dataは「ダータ」という発音をします。そういうのに気を使ってください。
⑦この番組を「メイン教材」にしない・追いつこうともしない
聞き逃したりすることは、当然想定内のことです。上級者は、ビジネスピープルであることも多いですから、お忙しい。だからなかなか15分でさえも、とれないことがあります。だから、これをメインにはしないこと。メインは自分なりの教材になります。これをやりつつ、番組を並行して聞くことで、爆発的な効果を得ることができます。
いろいろ使い方はあると思いますが、わたしなら、ということで、ご紹介しました。参考にして、英語表現力の爆発的な向上をはかってくださいね。
こうしたお話しを動画でしました。
TOEFL100を目指す人のNHK「実践ビジネス英語」活用法