Listeningで23点をとるための聞き取り戦略とは?!
みなさん、こんにちは。
TOEFL専門、留学のためのしけんや英語塾のブログになります。
このブログでは、ここ20年ほどのTOEFL指導経験から得た知恵や技術を、現在TOEFLの準備をされている受験生の方と共有していきたいと思っています。
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今日は、Youtubeのほうから質問をいただきました。
他のセクションはそこそこ取れているのに(Wrにいたっては27など!)、Listeningがどうしても10点台である、という場合の突破法を!というものです。
これは、あります。
まずはListeningのレクチャーなどを聞くときに、全部を完ぺきに聞こうと思わないことです。1文1文のつながりを完全に、そしてすべてを記憶しよう、とすると、それは厳しいことでしょう。途中、様々なdetailsに振られてしまって、大きな道筋を見失ってしまいます。
けれどよく考えてみると、5分のレクチャーから、質問は6問程度。
つまり、レクチャーの一挙手一投足(動かないけど)に気を使う必要はない、というわけです。
極端にいえば、レクチャーの途中で、救急車や選挙カーが通り過ぎても、(試験会場では考えにくいですが)、大して影響はありません。
全体の流れを押さえていれば。
はいはい、旧石器時代のこの地域の住居の特徴を述べているわけだな、と思ったら、
その特徴を、1、はい、2、はい、3、・・・と数えていけばいいです。途中わからなくても、それが住居の特徴であることには違いありません。
細かいことはいいです。
そのときに使った石は、どこから入手しましたか?
とか、仮に質問されても、「それは答えられません!」と思って、すぐに次をクリックしておけばよいです。そんなところで時間をとられても意味がないので。ただし、
この住居の特徴を2つ選ぶとどれとどれですか?
と質問されたら、多少時間をかけて、必死で選択肢を見るとよいでしょう。これを答えるために、聞いていたのですから。
そうやっていくと、23程度はまあ、とれると思います。
これを達成するために、普段の勉強はどうするのか、ですが、それにも一応の答えがあります。
聞いた後で、要約すること
です。
通常のレクチャーであれば、100語程度の英語で要約ができると思います。書いても口頭でもよいので、聞いた直後に、そのメモを見ながら、やってみてください。さきほどのであれば、
People had their houses in the Neolithic period.
They had four features in common.
First, there was no street between houses.
Second, ...
のような感じです。この要約に出てこない情報は、もう問題に問われても、それは自分の範囲ではない、ということで答えない、というので構いません。
いつも、後で要約することになっている、と思って聞いてメモを取る。
そうすると、ここは!というmain ideaの部分と、どーでもいいdetailの部分を分けながら聞くことができます。
それはつまり、自分の「listening comprehensionの負担を減らす」ということにつながります。負担が減ると、もっとゆっくりプロセスできていきますから、内容もしっかり記憶に残っていきます。
満点を狙うひとはこの負担をすべて引き受けることになります。それでも十分にプロセスできて、記憶もできる、となると、満点がとれます。
ただ、そこまでには相当の時間もかかると思います。
が、23程度なら、それほど大それたことではないですね。ぜひ、聞いたあとに、「問題に答える」のではなくて、「まずは要約をしてみる」ことをオススメします。だんだん、自分が要約したところが問題にも現れるようになると思います。
これ、実際に要約文を書いてみることをやらないと、効果は半減するかもしれません。最終的に書くときに、最後に自分の中で、(すべてわかったわけではないにしても)整理されていくと思います。しかも、上のレベルの英文ですから、TOEFLを受験するような人には、可能なはずです。要するになんなのか、を意識したListeningをするのが、10点台後半を23点程度に上げる一つの訓練方法(および、本番での姿勢)だと思います。
そういうお話しを動画でしました。
TOEFL Listening 23をとるための本番での姿勢
今回のように、ご質問があれば、それにお答えもしていきますので、特に独学中の方で、なかなか相談できる人がいない、と言う方は、いろいろコメントを残していただければと思います。みなさんと共有すべき問題には、動画のほうでも回答したいと思います。