TOEFL Writingで28のポテンシャルがあるのに、20点しか取れなかったときに考えること
こんにちは。
TOEFL専門、留学のための しけんや英語塾のブログになります。
Writing sectionは、日本人にとって、というか、Listeningの苦手な人(つまり大多数の受験生)にとっては、重要なセクションです。聞き取る必要のないセクションだからです。(まあ、integrated taskはそこそこ聞きますけど、それでもそんなにひどく難しいわけではない。)
しかも、ReadingやListeningのセクションが、難しい問題をどーんと出されて、それを考えて、一つ正解を選んでクリックすることで、やっと1点をもぎ取れる、というのに対して、Writingは、テキトーに、だだだだーっと書いておけば、知らないうちに、18点、とかとれるわけです。
ここはぜひ取りたいですよね。
まずは17点に満たないようなスコアの人は、とにかく分量を書きましょう。なんでもいいです。
✔ただしい英語にしようとか夢にも思わないこと
✔とにかく質問にダイレクトに答えること
✔上手に書こうとは思わないこと
✔とにかく300語書くこと
これで18点は可能です。
ウソみたいですが、本当です。15点とかの人の答案は、間違いなく分量が不足しています。30分でこれだけしか書けないの?と思われるにすぎません。
ただ、やみくもになんでもいいから書きなさい、と言われても、ピンとこないかもしれません。そこでテンプレートがあります。すぐに入手できますよ、どこにでもありますので。
ただ、このテンプレート、日本の「ビジネスレターのひな型」「契約書のひな型」のように、固有名詞を入れ替えたらできあがり、というものでは、決してありません。
First, ...
Second,...
In conclusion,...
みたいなものです。
あまり助けにはならないかもしれませんが、それでも、「今は一つ目の理由について、詳しくのべているのだ!」という意識はあるでしょうから、なんとかフォーカスして書いていくのに役立つかもしれません。
そうやって、22点くらいまでは出ると思います。
とにかく書くこと。これを日々練習しておいてください。
以前、writingのスピード練習についてお話ししたことがあります。
これですね。
(まだの方は、ご覧ください。練習の方法がなんとなくわかると思います。)
さて、問題は、これより上を目指す人です。
✔そこそこのクオリティの英語は書ける
✔基本400語弱は書ける
✔一度28点とかとったことがある
ような人が、安定的に28~30を出したい、という場合、
この場合、問題になるのは、
たまに、22点とかになることがあり、合計のスコアに大きく影響を与えてしまう
ということなんですね。
この「28点を取るポテンシャルのある人が22点になってしまうような原因」がなんなのか、ですが、これは、おそらく次の2つのうちのどちらかです。
①具体例のクオリティがまずすぎる
「大人数で時を過ごすのと、ごく親しい友人、少人数で時を過ごすのはどちらが好き?」
で、大人数です、と。
スポーツをします。
飲みに行きます。
お話しをします。
(もちろん、詳しく書きますよ)
このように、大人数だと、いろんなことができるのです。
と書くと、たぶん、28は無理なんじゃないかと思います。
だって、上の具体例、すべて、少人数でもできることですから。その具体例は自分の意見をしっかりサポートしているとは言えないわけです。
というかですね、この質問は、「どっちと時を過ごすのが好きなのか」という質問であって、大人数で集まって「何をしますか」ではないんですね。だから上の具体例は、単純に「みんなが集まってやること」を3つ挙げたにすぎないから、「どうして大人数なのか」に全く答えていない、ということになりますね。
だから、もう少し抽象的な解答になるんですね。
大人数だと、知らない人もいたりして、友人が増えるし、そうやって人脈を広げることに、人生の幸福があるんだと思うんですね。
自分一人の世界はとても狭くて、経験も限定的。多くの人と交流することで経験も広がるわけです。
ここに自分の生きるモチベーションがあるんです。
くらいの抽象的な解答をしたうえで、「たとえば、どんな交流をしているのか」という、ここが具体例なんです。(考えてみよう!そして動画を見てみよう!)
加えて、少人数はそれはそれでいいんだけど・・・・というパラグラフがあれば、もちろん、プラスになりますね。
②完全に質問を勘違いしている
将来、人々は本を読まなくなりますか?
という質問だったとしましょう。
で、スコアがいい人は、もうそれなりに、勉強も積みあがってきているので、その過程で、いろんなお題について書いてもきているんですね。
だから、
未来+本+Kindle
みたいな、式が、ポンと出てくるんですね。今までに「別のお題で」書いたことがあるから。
で、答案を見てみると、
「Kindleのご案内」
というタイトルがいいんじゃないか、みたいな。
で?これは、わたしにKindleを使ってくれ、というお話しだったか?みたいになったりします。
あるいは、
そういうわけで、人々は紙の本を読まないようになるだろう。
とかになります。これは着地先が完全に違っていますね。
こうしてスコアがガクーンと下がる、ということになります。(それでも相当書いているから、20点くらいはあります。)
以上をまとめると、
最初はとにかく書きまくる!
高スコアで安定させる段階になったら、具体例のクオリティに大いに注意を払う
というのがよいですね。
以上のお話し(の特に後半)を動画でしました。